シメイビールは1862年よりベルギー王国、スクールモン修道院で醸造されているトラピストビールの一つ。
院内にある井戸からくみ出される天然水と大麦麦芽、酵母、ホップ等で醸造された後、瓶内二次発酵される自然熟成ビールです。
醸造事業による余剰利益は発展途上地域への社会事業として使用されています。
トラピストビールとは
トラピストビールとはトラピスト会(カトリック教)の修道院で労働自活の一環として造られているビール。
171のトラピスト会修道院のうち、11カ所でのみ作られています。
日本にもトラピスト会修道院が有り、栃木県那須のトラピストガレットや北海道函館のトラピストバターなんかは有名ですね。
中でも、シメイはトラピストビールの始まりと言われている由緒正しいビールなのです。
CHIMAYのロゴマークの下にある六角形のマークには「Authentic Trappist Product」と書かれており、国際トラピスト会修道士協会の基準(トラピスト会修道院の修道士が敷地内の醸造所で醸造し、営利目的での販売は行われず、収益は修道院のメンテナンスや運営費用に、残額は慈善団体に寄付されること)を満たした製品にのみ表示されています。
感想
シメイホワイトはブラウンビールです。

シメイブランドはラベルの色とビールの色に関連は無いんですね。
完全にホワイトビールなのかと思いました。
まず感じるのはガツンとしたアルコール。
アルコール分は濃いめの8%で、ブラックビールのシメイレッドよりもアルコール分は高いです。
シメイレッド程ではありませんが、ブラックビールで感じる甘辛い風味も感じます。
香りはフルーティーで好きなのですが、やはり強いアルコール感と強めの苦みが少し飲みにくさを感じさせます。
アルコール分の高さと味の濃厚さはトレードオフなんですかね。
ビールの味はしっかりと感じられるので、強いアルコール感が苦手でなければ、美味しく飲めます。
賞味適温は10-12℃ですが、室温で十分美味しいです。
4℃まで冷やすとせっかくの香りや味が感じにくくなってしまうので、おすすめは室温ですね。
ホップと酵母が混ざり合うまろやかなアロマが特徴。ホップ由来のマスカットやレーズンの様な香りが最大の特徴とのことです。
内容量330 mL
原産国:ベルギー王国
原材料:麦芽、ホップ、スターチ、糖類
賞味適温は6~8℃
重さ ★★★☆☆
香りの強さ ★★★☆☆
味の強さ ★★★★☆
満足度 ★★☆☆☆
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