フランス旅行の6日目です。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。モン・サン・ミッシェルやロワール古城と比べれば近いですが、この日も電車に揺られてパリ郊外に向かいました。
場所はベルサイユ宮殿です。
歴史的背景が分かると観光もより楽しくなります!ということで、ベルサイユ宮殿にまつわるお話として、別の記事に書き留めたので、ご興味があれば覗いてみてください!
出発から出遅れ!
連日の疲れもあり、7時30分の電車に乗るはずが、ホテルを出たのが7時40分になってしまいました。
ベルサイユ宮殿へは、SNCF(L線)で一本です。この電車、出発の直前になるまで何番線から出発するのかわかりません。電光掲示板には出発時刻と目的地が書かれているだけ。出発時刻近くになると、番号が表示されるのでホームに向かい、電車に乗り込みます。

8時4分発の電車に乗りました。予定より約30分遅れです。
電車はサン・ラザール駅が始発で、目的のベルサイユが終点。ゆったり座れました。とてもきれいな電車です!
ベルサイユ宮殿には駅から徒歩かバスで向かいます。歩いても20分程なので、街並みを眺めながら歩くのも良いですよね。
ただ、ベルサイユ宮殿の庭はとても広く、凄い量を歩くことになるので、少しでも体力を温存しておく事をオススメします!
私たちは寝坊したので、一分でも早く着きたいという理由でバスを使いました。
ベルサイユ駅改札を出て、目の前の道路を渡り、4番のバスに乗ります。

事前の調べでは、Europeで下車だったのですが、「ベルサイユ宮殿なら次よ」とおばさんが教えてくれ、停車のベルまで押してくれました!
優しい!優しいよ。さすが親日国のフランス!
満面の笑みでメルシーと言ってバスを降りました。
Prefectureで降りるとベルサイユ宮殿はすぐそこでした。

手荷物チェックを受けて広場についたのはちょうど開門の9時。すでに長蛇の列でした。

並び始めてから50分ほどで中に入れました。トイレに入り、オーディオガイドを受け取ったら見学開始です。
オーディオガイドは日本語もあるので嬉しいですね。

まず、宮殿の中は玄関から激こみです。

そして、部屋の中はさらに混み合っています。

ベルサイユ宮殿やモナリザの前など、混んでいるところはスリも多いと言うことで、リュックは身体の前にかけ、ポケットは空にしました。
部屋の中は、豪華絢爛とは正にこのことかと思い知らされます。これまでに見てきたロワールの古城とは比べものになら無いくらい贅沢。豪華なベッドや調度品はもちろんのこと、あちらこちらに金が施してあり、本当にきらびやかです。
下の写真がマリーアントワネットの部屋です。華やかすぎて、もはや落ち着けません!

激混みの宮殿を一通り見学し、次は庭の見学に続きます。宮殿内の見学はあっという間でした。
ベルサイユ宮殿の庭は全て見ようとすると、とにかく時間がかかります。マリーアントワネットの離宮まで足を伸ばすと見学は一日がかりです。
まず、庭への入り口に入ると、たくさんの花が咲き誇る花壇に圧倒されます。宮殿をバックにするならば、ここが一番の撮影スポットだと思います。

そして、宮殿とは反対側。遙か遠く見える噴水に向かって歩いて行きました。

途中、迷路のように木が植えられているお庭を経由しました。凄くフォトジェニックな場所ですね!!ハリーポッターの世界のようです!
こういう所をゆっくり散歩するのはとても気持ちいいですね。
土日は噴水ショーを行っています。ベルサイユ宮殿には至る所に噴水があり、色々なところで噴水ショーが見られます。大小様々なので、それぞれの噴水で迫力は違うと思います。ちょうど12時のショーを見れました。音楽に合わせて色々な形に水が変化します!

割と長かったので、噴水ショーはそこそこに昼食に向かいました。遙か遠くに見えた噴水も歩けばあっという間。近くにレストランがあったので、こちらで昼食を取りました。
ビールにピザ。そしてポテト。
味は普通かな。ポテトの形が日本とは違っていて新鮮です!
昼休憩を終え、マリーアントワネットの離宮を目指します。

離宮に向かう途中で見るものはたくさんあります。
ルイ14世とその公妾フランソワーズ・アテナイスの隠れ家。大トリアノン
これぞマリー・アントワネットと言わんばかりのロココ調の内装。小トリアノン
マリー・アントワネットが舞踏会や観劇、かくれんぼなどをして楽しんだ愛の神殿

と色々見所がたくさん。
そして歩いていると野生のリスと遭遇!初めて見たリスに感動!本当に自然豊かです(^^)

そして、ようやく離宮に到着しました。もうね、めちゃくちゃ遠いです。着いた頃にはぐったりです。でも、来た甲斐ありましたよ!
宮殿からは徒歩で行ける範囲なのに、まるで何十キロも離れた田舎町に来たような錯覚が得られます。周りにはたくさんの畑が充実しています。本当に綺麗なところでした。こんな田舎があれば自分も住みたい。
近くには動物園もあります。結構な種類の動物が居てびっくり。ただ、暑いし、歩き疲れているしで、入り口だけ見て帰りました。

帰りは園内を走るバスに乗ろうとしましたが、なんと離宮まではバスが来ていません(泣)
トリアノンまで徒歩で引き返し、バスを待ちました。終バス近かったのもあり、結構な行列が出来ています。

しかも、バス停に着くバスは既に満席で全く乗せてもらえません。どうやら前のバス停でみんな乗っているようです。そこで、大トリアノン前に移動。ちょうど空のバスが来た!と思ったら、小トリアノンの方に行っちゃいました。均等に人を乗せているようなので、おとなしく並ぶのが正解のようです。
バス停前で売っていたオレンジジュースを飲みながら待ちました。100%オレンジジュース。丸々3個くらい絞っていました。ちょっと高いけど、これなら満足!

時刻は16時30分で、バスもそろそろ終わるようです。バスに揺られ宮殿前に着いた頃には17時でした。
この頃にはクタクタで、帰ることしか考えていませんでしたが、この時間になると入場で一時間待ちした列はもうありません。今思うと宮殿内もガラガラだったかもしれません!!ちょっとだけ後悔!
帰りも来たルートと同様でSNFCに乗って帰りました。

サン・ラザール駅に着いたのは18時。ホテルに戻り一時間ほど休憩しました。
残すところフランスもあと1日。残された夕食は2回。この日もエスカルゴとムール貝を頂きました。
同じ店でも良かったのですが、何となく恥ずかしいので、別の店に。ここは、クリームソースや野菜出汁など何種類か味が選べました。私はクリームソースをチョイス。
相変わらずのボリューム感です!
毎日食べても何回食べても旨い!ちなみに、エスカルゴはどこで食べても安定の同じ味です。
それから、デザートも注文。

これが本場のティラミスですわ。日本のよりも、パン生地がしっかりしていました。クッキーでもなければ、スポンジケーキでもない。ふわふわのパンって感じ。クリームよりもパンの方がメインな食べ応えのあるティラミスでしたよ。これはこれで美味しい!
明日はフランス観光の最終日。いつもよりちょっと遅めに起きて、しっかりと朝食を楽しみ、蚤の市(のみのいち)に行きます!
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