私も大人の階段を一歩上るときが来ました。
ついに、ブランデーへ挑戦です。
夜のリラックスタイムにブランデーを飲みながらクラシックでも聴く。それが、私が想像していた余裕のある大人、憧れの社会人生活なのです。
実はブランデーは二十歳そこそこの時に一度だけ飲んだことがあります。
それは、知り合いのおじさんに連れて行かれたスナックでのこと。
これは高い酒なんだぞって言われて一杯だけ飲ませてもらった記憶があります。
そのときは、水割りだったかな?
そもそも、お酒にあまり慣れていない時で、ビールも日本酒も飲めず、甘いカクテルを飲み始めたそんな時代です。
でも、そのとき飲んだブランデーは凄く美味しく感じました。
周りの雰囲気のせいもあったかもしれませんが、香りがとても良くて、甘くないのに美味しい!って思った記憶があります。
お前もいつかはこれくらいの酒を入れられるようになれよって言われましたね。
そして、色々なお酒に触れて味覚も養われた今、ブランデーを飲んでみようと思ったのです。
当時、美味しいと感じたブランデーがどの銘柄だったのか今となっては分かりませんが、果たして同じ感動を味わえるのか!
コニャック、アルマニャック、カルヴァドスとは?
なんだそりゃ?って感じですよね。
ただ、これは簡単なこと。単なる産地を示しているだけです。
シャンパンと同じですね。
発泡性のワインをシャンパンと言ったりスパークリングワインと言ったりしますよね。スパークリングワインのうち、フランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけをシャンパンと呼ぶ事が出来ます。
コニャックやアルマニャックも全く同じで、フランスのコニャック地方で作られたものをコニャック、アルマニャック地方で作られたものをアルマニャックと呼ぶのですね。
ちなみに、カルヴァドスはブドウではなく、リンゴの蒸留酒でフランスのノルマンディー地方で作られたものを言います。
特に有名なのがコニャックですかね。
XOやVSOPとは?
これも、ブランデーを買おうとすると目にするものです。
これは、熟成年数を示しています。例えば、ウイスキーでも熟成年数が長い方が高いですよね。
山崎も12年より25年、25年より50年と熟成年数が長くなる程とんでもなく高い値が付いていきます。
ブランデーも同じで熟成年数が長くなると価格も高くなっていきます。
ブランデーの場合は蒸留した年を0年として、次の4月1日を迎えるごとに熟成年数が増えていきます。熟成年数3年でV.S、5年でV.S.O.P、7年でナポレオン、10年目でX.O.となっていきます。
実際は複数の熟成年数のブランデーがブレンドされて出荷されていますので、ボトルに表示されている略語はブレンドされた一番短い熟成年数のものが表示されています。
レミーマルタンXOというコニャックはは300種類もの原酒がブレンドされているというのですからビックリですよね。
ただ、この表記はコニャックとアルマニャックでのみ定められている基準で、これ以外のブランデーにX.O.と書かれていても10年以上熟成されたブランデーであるとは限りません。
飲み方は?
最も一般的な飲み方はストレートとのこと。
ブランデーグラスに、室温のブランデーを少量入れて、香りとともに味わうのだとか。
冷やして飲むと香りが引き立たないため推奨されておらず、上質なブランデーに氷を入れると味が分からない奴だと思われる模様。
アルコールがキツい場合は水割りに。
上質な蒸留酒はストレートで、安い蒸留酒はソーダ割にというのがヨーロッパでは一般的なため、ブランデーのソーダ割はあまり一般的では無いようです。
まぁ、飲み方は個人の好みなので好きなように飲めば良いと思いますが、香りを楽しみながら飲むのがブランデーなので、ストレートか水割りで飲みたいところですね。
Hennessy X.Oの感想
まず、瓶ですが高級感がありますね。

写真だと見にくいですが、ブドウの絵柄が刻まれています。
コルク栓を開けると甘みのあるとても良い香りがします。
ストレートで飲むと大分アルコールがキツく、喉がカーッと熱くなりますが、良い香りはします。
水割りにして薄めるとアルコールもキツくなくなり、ほのかに感じるブランデーの良い香りを楽しめるようになりました。
とても良い香りがするし、ほのかな甘みも感じます。とても美味しい。
まだブランデーに慣れていないので、今のところは日本酒の方が美味しく飲めますが、徐々に慣れていけばやみつきになりそうな感じです。
二十歳前後にスナックで飲んだブランデー。確かにこんな感じだったかもしれません。でも、もう少し甘みを感じた気も。
次はレミーマルタンX.O.を飲んでみたい!
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