グルメな友人から頂いた新正堂の「切腹最中」のご紹介です。
面白い名前ですよね。
この最中の名前の由来は、販売店である新正堂が「忠臣蔵」の起こりとなった田村 右京太夫(たむら うきょうだゆう)屋敷の跡地にあったことに由来します。
浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)が吉良上野介(きら こうずけのすけ)から賄賂を要求されたのですが、これを拒否したところ、浅野は吉良から嫌がらせを受けることとなります。これにイラッとした浅野が吉良へ斬りかかり、即日切腹を命じられた事件ですね。
忠臣蔵はその後、大石内蔵助(おおいし くらのすけ)が浅野の仇を取るため、吉良を討つところまで描かれます。
切腹の行われた田村家に新正堂があったわけですね。つまり、お詫びの品としては最適な訳です。
この切腹最中は入り箱から高級感が漂います。赤と紺のオシャレな箱を開けると、そこには最中が3つ。まず衝撃を受けたのが、個包装じゃ無いんだ!ってところです。ビニールシートが正面に貼られているだけの簡素な包み。早く食べないとどんどん乾燥していってしまいますね。

肝心のお味ですが、めちゃくちゃ美味しいです。
私が今まで食べた最中の中で一番美味しいと言っても過言ではありません。そもそも私はあまり粒あんが好きではありません。食べた後に残る小豆の皮の舌触りが悪く、こしあんの方が美味しいかなって思っていました。切腹最中は粒あんなのですが、なぜか不思議と気になりません。中には柔らかいお餅が入っており、これによって小豆の皮が感じにくくなっているのかもしれません。
それよりも驚きなのが、なんとも絶妙に調整された餡の美味しさです。この餡が本当に美味しい。ちょうど良い甘さと柔らかさ。この餡に香ばしい最中の風味が加わって最高に美味しいです。
R25お詫びの品、第一位にも選出されているようですが、確かにこんなに美味しい最中をもらったら許してしまいそうです。忠臣蔵が好きな方へのお土産としても最適では無いでしょうか。

新正堂では、切腹最中以外にもたくさんのお菓子が販売されているようです。こんなに美味しい最中を作るお店ですから、他のお菓子も美味しいはず!
是非自分で訪れたいお店です!

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