門前の湯を8時30分に出発して、まずはじめに居多神社(こたじんじゃ)へ向かいました。越後国一宮の神社です。上越市は親鸞聖人のゆかりの地のようで、近隣には親鸞聖人に関する施設も多くありました。
居多神社
居多神社の御祭神は大国主命(おくにぬしのみこと)、奴奈川姫命(ぬながわひめのみこと)、建御名方命(たけみなかたのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)です。
大国主命は奴奈川姫命は夫婦で、 建御名方命 と事代主命はその子供たちです。
大国主命は国造りの神様。縁結びや子授け、金運、病気など幅広く御利益があるとされています。
居多神社の目の前には「五智歴史の里会館」があり、広大な無料の駐車場があります。ここに車を止め、居多神社へ参拝しました。
鳥居には紙垂(しで)が架かっていますが、位置がかなり低いですね!くぐって境内へ入りました。

まずは、御朱印を頂くために、境内左手にある社務所に。不在の際の書き置きが置いてあります。

この日は七五三の儀式があったためか、社務所に人がおりました。御朱印帳に直接書いて頂けてたので嬉しかったです。
社や境内は小さめですが、綺麗に整備されていました。

境内には居多神社の他に、雁田神社がありました。

こちらは安産の神様。健康な子供が授かるようお参りしました。小さなお社の中には御神体がありましたが、男性のいちもつの形をしています。男性側に効果があるのかな?
親鸞聖人の像もありました。

居多神社の参拝を終え、続いては百名城のひとつ「春日山城」へ向かいました。
春日山城
春日山城は上杉謙信が居城としていた城で、山まるまる一つを城にしてしまった巨大な山城です。
まずは、百名城スタンプを押すために、「春日山城跡ものがたり館」へ。

外見は小屋って感じですが、とても綺麗な建物です。スタンプを押し、トイレを済ませ、公園をちらっと見学。

公園越しに春日山が見えます。あの山の向こうに春日山城があるのかと思いを馳せて、向かいました。
春日山城跡は山の上にありますが、ものがたり館から車で10分くらい走ると春日山神社の駐車場に着きます。

えらい長い階段を上がらなければなりませんが、登りはじめると意外とすぐつきました!実際辛いのはここからだったんですが(^^;)

春日山神社に参拝し、早速城跡に向かいます!ちなみに、春日山神社には御朱印がありましたが、書き置きを購入する形式だったので、頂きませんでした。
神社に向かって左手に進むと春日山城があります。

謙信像の下にはガイドの方が立っており、毘沙門堂が見所ポイントだと教えてくれました。

写真の右上、わずかに見える建物が毘沙門堂です。見るからに遠いですね。
本丸へ向かって歩き、ぐるっと一周すると約50分とのこと。折角来たので頑張って一周することにしました!
アスファルト舗装された道はすぐに終わり、階段になります。朝方に雨が降ったため、道がぬかるんでいます。

三の丸跡

二の丸跡を経て

本丸に到着です!

さすが、山のてっぺん。景色が良いですね!

さらに奥には、大きな井戸がありました。

一度道を引き返し、オススメポイントである毘沙門堂を見学。

ここからはずっと下りが続きます。
山道を下り、

階段を下りて

春日山神社に戻ってきました。
完全にプチ登山でした。
しっかりと運動靴を履いていった方が良いですね!
高田城
続いて向かったのが高田城です。
徳川家康の六男、松平忠輝の居城として造られました。築城の指揮を執ったのは伊達政宗です。
まずは、百名城スタンプをもらいに上越市立歴史博物館に行きました。

高田城で残っているのは再建された三重櫓です。三重櫓は歴史博物館から徒歩2分程です。博物館の駐車場に車を停め、スタンプをもらい、そのまま高田城に迎えはオッケーです。

櫓の中に入るには入場料がかかります。今回は外のみの見学で引き返しました。
外堀を回ると極楽橋があったり、

朱色が美しい西堀橋があったりとゆったり出来ます。私が訪れたときには枯れた蓮の花が大量にありました。蓮が咲いていたらさぞ綺麗なことでしょうね!

高田城は平城なので、見学は楽ちんでした。
鮫ヶ尾城
最後は鮫ヶ尾城を見学して今回の新潟観光は終了です。
鮫ヶ尾城は上杉家配下の堀江宗親が城主の城。
上杉謙信の死後、実子がいない謙信の後継者をめぐって、養子である上杉景虎と上杉景勝が争った「御館の乱(おたてのらん)」があります。
御館とは春日山城下にあった居館で、景虎はここを居城として戦っていました。
景虎側は戦況が悪く、御館は火を放たれ落城します。
鮫ヶ尾城主の直江宗親は景虎を逃がすため、景虎を鮫ヶ尾城に引き入れますが、なんと寝返り。二の丸に火を放って自身は逃亡してしまいます。
その結果、鮫ヶ尾城は落城。景虎は鮫ヶ尾城で妻子共々自害しました。
つまり、鮫ヶ尾城は景虎が自害の地。景虎ファンの聖地ともなっているのだとか。
そんな鮫ヶ尾城の百名城スタンプですが、設置場所は季節によって異なっています。
① 斐太歴史の里総合案内所(4月中旬~11月中旬)
② 神の宮温泉かわら亭(12月~3月 )
私たちが行ったのは11月初旬なので、ギリギリ斐太歴史の里総合案内所でもらえました。

鮫ヶ尾城は斐太遺跡(ひだいせき)という遺跡の中にある城で、弥生時代の遺構(竪穴式住居のくぼみなど)が残っている遺跡を通りながら本丸へ向かいます。

遺構といっても我々の目にはただの山道にしか見えません。
本丸に向かう途中で掘切など城の痕跡を見ながら進むことが出来ます!

本丸に向かう道はかなり急坂です。よりワイルドな高尾山を登山している感じ!

そして、ようやく頂上に到着!

本丸は山の頂上にあり、上越の街を望めます。

畑が多いですね(^^)のどかで良い眺めです。
下りる道は割と階段が多く、整備されている道が多かったような。

なんと、途中で高速道路のトンネルの下をくぐります。ずいぶん薄っぺらいところを車が通るんですねぇ。

そして、斐太歴史の里総合案内所に戻ってきました。
案内所を出てからちょうど1時間。足はもうパンパンです(^_^;)

なんと、案内所には鈴付きの登山棒がおいてありました!案内所のおばちゃんそんなこと一言も言ってなかったじゃん!
杖があったら楽に登れたのに・・・

おそらく、北登城道側に杖があると言うことは、こちらから登るのが正解だと思われます。
とは言え、無事に一周できたので良しとしましょう。今回の新潟旅行では、一宮の御朱印を1つ(居多神社)、百名城スタンプを3つ(春日山城、高田城、鮫ヶ尾城)頂くことが出来ました。
この4カ所はいずれも近く、ゆっくり観光しても約半日で回ることが出来ました。ただ、春日山城と鮫ヶ尾城は、ハードなプチ登山をしなければならないので、それなりの準備をしていった方が良いです。
最近、歴史的建造物で火事が多い気がします。現存天守が残っているお城を優先的に回ろうかなぁなんて思う今日この頃です。
この記事へのコメントはありません。