晩酌をする際、いつも日本酒の瓶から直接ぐい呑みに注いでいましたが、一升瓶を出したままにしておくと、酒の風味が次第に落ちていくし、一杯ずつ冷蔵庫から出すのも面倒。
酒器が欲しいなぁと思い、松屋銀座に行ってきました。
いつも使っている錫(すず)のぐい呑みと同じブランド、能作のコーナーがありました。そこで発見したのが片口という酒器。

その構造はとてもシンプルです!
竹筒の形をした徳利なんかオシャレで良いなぁと思っていたのですが、実用性を考えると洗いにくく使いづらい。ですがこの片口はとても洗いやすく、非常に使い勝手が良さそうです。
サイズが、大・中・小とありました。大は2号入らないくらい、中はちょうど1号、小は1号入らないくらいのサイズ展開とのこと。実演してもらいましたが、大だと酒器の6分目、中だと酒器の8分目まで注いでちょうど1号でした。
また、金メッキがあるものと無いものがありますね。金メッキの方が華やかで見た目にも美しいです。
ただ、錫の酒器を使う最大のメリットは、浄化作用です。錫には醸造時に生成される揮発成分のフーゼル油を溶かす作用があり、錫の酒器にお酒を入れておくと口当たりが柔らかくなり、雑味が抜けてまろやかになると言われています。
しかし、金メッキが施されていると、この錫特有の作用が全くなくなってしまいます。たしかに、これは盲点で、店員さんに言われるまで気づきませんでした!
当然、金メッキ無しの片口・大を購入しました。
また、嫁と一緒にお酒を飲みたかったので、ペアでぐい呑みも購入。
YUREと名付けられた、なんともオシャレなぐい呑みを購入しました。
このぐい呑み、底が球体になっており、液体を注ぐと内側がリング状に光を反射します。とても綺麗です。不安定でふらつく感じ、これがまさしくYUREなのですが、きらきらと輝いて美しい。かなり気に入ってしまいました。

そして、家に帰って早速お酒を頂きました。お酒の種類は先日購入した寫楽。いつも錫のぐい呑みを使っているので一杯目の味は変わりませんが、片口に貯めていた酒は徐々に浄化され、本当に口当たりがまろやかな酒になっていきます!
瓶詰めのものと飲み比べると違いは歴然でした!
これは本当に良い買い物をしてしまいました。今週末、またお酒を買いに行くのが楽しみで仕方ありません(^^;)
この記事へのコメントはありません。